平成28年9月議会閉会

img_3731

9月23日、平成28年度9月定例会が無事に閉会いたしました。

前記事でも紹介した通り本議会では27年度決算に係る認定案、そして28年度補正予算案が多数上程され、議場、委員会での議論、審査の結果今回上程された議案は全て可決されました。

決算に関しては、執行率はおおむね良好だったものの、基金(目的に応じて積み立てるお金)が前年度に比べて多かった印象を持ちました。要するに、お金をためておくばかりではなく、その年度の事業に対する予算としてもっと利用すべきものだという事なのです。基金の積み立ても重要な事ではありますが、何よりやるべきは行政サービスの充実を図ることですから、是非ともそこに税金を投入していただきたいと申し上げました。

また、今回熱海消防第3分団移転のための用地取得のための補正予算案が提出、可決されたため、10年来の懸案事項であった熱海消防第3分団の詰所耐震問題、津波浸水域問題で、移転を実施する要望を行ってきましたが、やっと現実のものとなるときが来ました。遅くとも10月には用地の売買契約がなされる見通しとなっています。

残るは熱海消防第2分団の詰所だけとなり、こちらも早急な対応を願うものであります。

 

さて、本議会での質問に対する答弁を簡潔に紹介させていただきます。

 

1、市内中学校の部活動について

これに関しては、市内中学校の生徒たちが、部活動で東海大会に出場するなど素晴らしい成績を残しています。しかしながら、その陰で保護者の負担が遠征などの要因により増加しています。他市町では部活動に助成を行っているところも珍しくありません。そこで、部活動に対する助成を要望したものです。

この要望に対し、当局は教育長さんが答弁し、来年度予算に部活動に対する助成のために庁議での予算要求をすることを決定したと述べました。

今回は部活動に関する事でしたが、今後も教育に関する施策は重要と考えていますので、積極的に提案、要望を行っていきます。

 

2、高齢者外出支援バス事業について

現在熱海市が行っている高齢者外出支援バス事業の現状と、過去に行った交通不便地域におけるジャンボタクシー事業との比較、それを基にした改善策について問いました。この事業の目的は、高齢者に外出してもらい、心と体の健康を増進させるというところにあります。

事前にいただいた今回の試験事業の途中報告を見る限りでは登録者が22人と実施地域にお住いの高齢者の方々の1割にも満たない人数で、以前のジャンボタクシー事業とほぼ変わりない結果となっています。

この結果を受け、私は交通不便地域への外出支援と、心と体の健康を増進させることを分けて考えるべきだと提案しました。

対する答弁は、今後外出目的と共に高齢者の居場所づくりにも注力していく、という事でした。

この、居場所づくりというのは今後の高齢者のコミュニティづくりに際して最も重要な事の一つであると考えています。現在七尾団地の集会場では、七美クラブという団地の高齢者の居場所が確立されており、県内外からも多くの視察が訪れる先進的な取り組みとして注目を集めています。そのような場所が市内にあるのですから、参考にしない手はないのです。

他市町でも成功している居場所づくりがいくつかあります。それを参考にしたうえで、近所で気軽に集まり、歓談したりレクリエーションができるような居場所をつくりだしていくことを目指します。

 

3、熱海市の保育園、幼稚園について

認定こども園事業をスタートさせてから約1年が経過しました。しかしながら、未だ用地の決定にも至っていない状況にあります。老朽化した小嵐保育園と緑ヶ丘幼稚園にこどもを預けている保護者の方々は日々不安を感じています。早急な認定こども園の創設のために、候補用地の確定を求めたものです。

対する答弁は、両園で働く職員の認定こども園への対応準備はできている。周辺住民の理解と協力あって成り立つ施設であると考えているが、この視点に立った取り組みが足りなかったと反省している。

 

4、介護士、ヘルパー確保のための資格取得支援について

熱海市の老人介護施設では、介護職員の不足が慢性化しています。そこで、求人を出しておくだけではなく、熱海市が積極的に介護職員の育成の手助けをするような施策を打ち出すべきであり、現在熱海市が行っている奨学金事業を応用し、介護職を目指す方の援助をするべきと提案したものです。

対する答弁は、介護職の人材は流動的で広域的に移動していくため、熱海市単独での事業は難しい。しかし、県が介護従事者の育成事業を行っているので、それの周知の徹底と利用の促進を促していきたい。

この答弁を受け、今後高齢者は増え続け、2030年には人口の50%が高齢者になると推測されています。恒久的に人材が不足するのは目に見えているわけでありますから、県の事業だけでは不足があるのであれば改めて独自の対策を考えなければいけないと感じました。

 

5、有害鳥獣対策について

この問題も、毎年同じようなことの繰り返しで、野生動物が相手という事で根本的な解決は難しい事ではあります。

しかしながら近年は、住宅街や、小学生の通学路や幹線道路にも出没しているとの目撃情報が後を絶たない状況にあります。

また、防止策として鳥獣防止柵の設置に補助金を出しているが、自分で設置する労働力や業者に発注するための資金がない方はどうしたらいいのかなどについて問いました。

また、今後は罠の設置に関しても、けもの道に設置して捕獲されるのを待つばかりではなく、いくつかある餌場をつぶして、罠を設置した餌場に誘導し捕獲するといった方策をとるべきであるとも提言しました。

 

Leave a comment

Please be polite. We appreciate that. Your email address will not be published and required fields are marked